
回転成形機
この成形機では、クレーンで金型を成形機内部に装着し、上蓋を閉鎖し加熱開始します。その後、設定したタイミング、回転数で金型を回転させつつ、本体がシーソーのように左右に傾きます。金型内部では、回転とシーソー傾斜によって樹脂粉末が転げまわり、金型と接触して、製品の形に成型されていきます。
新製品の金型で設定出しをしていく際、一番最初は何も考えずにとりあえず成形します。肉厚が均等なら何も問題ありませんが、大抵分厚すぎたり、薄すぎる箇所が混在する、不均一な結果となります。分厚いところに乗ってしまった分を、薄いところに持っていくイメージで、初期の材料配置、投入量、金型の回転数、余熱、断熱、温度、加熱時間やタイミング、傾斜角度・回数、冷却・・・等のパラメータを均一になるように調整していきます。
成形機の中、金型の中、見えない部分で何が起きているのか想像しながら、一手一手、正解に近づけていく。これが回転成形職人の腕の見せ所です。

